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水島博巳 社会保険労務士・行政書士事務所の所長ブログです。
2012-12-29 (土) | 編集 |
平成24年も残すところ僅かになりました。

来年は平成25年。
故小渕官房長官が「平成」とのパネルを掲げて新しい元号を示してから四半世紀が経ちます。

昭和25年は1950年。
50年代60年代
「敗戦」から「もはや戦後ではない」そして「高度成長」へと邁進し始めた年が昭和25年でしょうか。
団塊の世代が生まれたのも昭和25年前後。
その方々が定年を迎えています。

松井秀喜が現役引退を表明しました。
その記者会見のなかで、長嶋監督との出会いについて多く語られていました。
「ファンが球場に来るのは年に1度」
「そのようなファンの期待に答えること、それは主要選手が試合に出ること」
スター選手の使命。そしてプライド。
昭和のスター長嶋茂雄のDNAを、しっかりと平成のスター松井秀喜は引継いでいます。

多くの昭和の企業戦士がリタイヤします。
平成の企業戦士は、そのDNAを引継いでいるでしょうか。


美輪明宏の「よいとまけの唄」
その歌の「心」を美輪明宏がテレビで語っていました。
昭和の初めの頃。小学校の授業参観。
着飾った母親達の姿に混じって、決して綺麗とは言えない日雇い労働者の母親の姿が歌われています。
埃まみれの労働服と手ぬぐいを被った頭。
その母親は我が子の「青っ鼻」を自分の口で吸い取り、教室の窓から外に吐き出す。
その教室はその母親の「無条件」の愛のオーラに包まれたそうです。

昭和の「母」のDNAを平成の「母」は引継いでいるでしょうか。


松下幸之助は語っています。
「誰でも自分を養うだけの金をもうけなければならない。
 力のある人は、それ以上の金もうけが必要である」
西郷南洲は語っています。
「能あるものには職を、功あるものには録を」

力ある者は、さらに力を付けて周囲を養う。
そして常に公平に。
企業の規模や業種にかかわらず、現代の経営者はそのDNAを引継いでいるでしょうか。


もうすぐ平成25年。
今年1年間を振り返り、平成の24年間を振り返りたいと思います。
今の自分。
今の仕事。
それは誰のDNAを引継いでいるのかを考えたいと思います。
そして未来。将来。
「明るく一歩を踏み出す」年になるように。

つたないプログですが、今年1年お読みいただき感謝しています。
ありがとうございました。
良いお年をお迎え下さい。









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2012-12-08 (土) | 編集 |
何処で誰から教えてもらったかは覚えていません。
こんなジョークをお聞きになったことはありませんか。

タイタニック号が氷山に激突して、まさに沈没するときの話です。
救命ボートは全ての乗客を乗せるには足りません。
混乱するデッキ。
我先に救命ボートに殺到します。
「女と子供が先だ!」
男達も自分の命がかわいい。氷山が浮かぶ冷たい海。
女性と子供を先に乗せるためにとった賢い乗組員の行動です。

イギリス人の男には「貴方はジェントルマン=紳士でしょう」
アメリカ人の男には「君はヒーローになりたくないか?」
ドイツ人の男には「それがルールです」
男達に賢い乗組員は言い含めました。
それぞれの国の男達は、その乗組員の指示に従ったそうです。

では、日本人の男は賢い乗組員に何と言われて指示に従ったのでしょうか。
それは、耳元で「大きな声では言えませんが・・・ダンナ、みんな先に女と子供を乗せるみたいですよ」
だそうです。
世間体を気にする日本人の国民性を如実に表現したジョークです。


さて世間は「歳末大売出し」ならぬ「歳末総選挙」
「原発」「震災復興」「消費税」などなど争点は多岐にわたります
既存政党に併せて、にわか造りの政党も乱立状態。
まさに「大売出し」状態でしょうか。
安売り商品のオンパレード状態でしょうか。

若者と高齢者では生活に求める優先課題は異なります。
産業界と労働側でも優先課題は異なります。
東北の被災地と米軍基地が集中する沖縄でも優先課題は異なります。
それぞれ聞く耳も当然異なります。

例えば・・・
若者は安定した雇用の場を求めます。
高齢者は安定した年金の水準維持を求めます。
産業界は国際競争に打ち勝つ税制や安定的なエネルギーの供給を求めます。
労働側は賃金水準の向上や働き甲斐を求めます。
被災地から見ると復興交付金のバラマキは許しがたい。
沖縄から見れば「最低でも県外発言」は許しがたい。
聞く耳ごとに選挙立候補者の囁く言葉は違うかもしれません。

当選のために耳に優しい言葉を並べる「マニュフェスト」は信じることは出来ません。
誰彼構わず「救命ボートは用意しますよ」と囁いているかもしれません。
二枚舌ならず百枚舌かもしれません。

沈み行くタイタニック号。
沈没は間近に迫り来る現実です。
救命ボートは限られています。
赤字国債が毎年累積化して、国内でその消化が出来なくなるのは間近に迫りくる現実です。
政策実現への税収や予算は限られています。

耳元で「ダンナ、みんな〇〇党に投票するらしいですよ」
なんて言葉に流されず決めたいと思います。
自分にとって耳に優しい言葉に騙されずに決めたいと思います。

「救命ボートを用意しますよ」
日本はタイタニック号ではありません。
テレビに映る政党党首による論争。
それは沈み行くタイタニック号のデッキでの混乱に見えてきます。
我先に救命ボートを目指す混乱に見えてきます。

沈没を食い止める将来への道筋が見えることを期待したい。
それが国民の希望です。