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水島博巳 社会保険労務士・行政書士事務所の所長ブログです。
2012-07-27 (金) | 編集 |
振子のおもちゃを想像してみて下さい。

金属製の球体が、紐でぶら下けられている振子です。
球体を右に引っ張り上げてから、手を離すと球体自身の重さによって、左に振られます。
強く引っ張り上げるほど、反対側に大きく振られます。
前後の動きですが公園のブランコも同じです。


最近「いじめ」問題が国会でも取り上げられています。
「いじめ」による中学生の自殺が発端でした。
「いじめ」なんていう甘い表現で許されるものではなく、「傷害」「強要」「脅迫」などの犯罪に該当すると多くの法律家がテレビでコメントをしています。
当初は被害届を受理しなかった地元警察も、犯罪として立件することを視野にいれて捜査を開始しました。

教育委員会や校長先生の記者会見の不真面目さを攻め立てる報道番組を見ました。
狭い地方都市です。
加害者とされる少年達の親族について、その職業や学校での役割に触れた週刊誌も見かけました。
加害者とされる少年達側は「遊びのつもりだった」と主張しているとの報道もあります。

学校という狭い世界。
先生方は見てみぬふり。

最初の振子の振れ具合は、きっと小さかったに違いありません。
それを放置したために、振子の振れ具合は大きくなりました。
事実を隠蔽しようとしたから、振子の振れ具合は大きくなりました。
自分そして組織の保身ばかりを優先したから、振子の振れ具合は大きくなりました。

当然その反対側にも大きく振りあがってしまいました。
振り上がった球体は、とてつもなく大きくなってしまいました。
学校や加害者とされる少年達とその親族に、日本全国から大きな圧力がかかっています。
同姓や同じ職業ということで、人違いにもかかわらず、加害者とされる少年達の親族と思われて、その職場や家庭に嫌がらせのメールや電話が多数寄せられているそうです。

もちろん犯罪行為であるならば、これを断じて許すことはできません。
もちろん見てみぬふりの教師も、これを断じて許すことはできません。
大切な少年の命が失われたことは、悲しくかつ重大な出来事です。
私も人の親。
仮に自分の子供に同じことが起きたならば、徹底的に戦うと思います。
もしかしたら自力救済。


でも、だんだん大きくなる振子の振れ具合に若干の違和感を感じます。
「世間様に顔向けできない」
「親兄弟、親戚に迷惑がかかる」
個人の責任を超えたコミュニティーの倫理観。日本の伝統的な倫理観。
昔から犯罪を抑制してきた大切な倫理観です。
でも、だんだん大きくなる振子の振れ具合に若干の違和感を感じます。
冷静に見守るべき隣人までが、狂気の振子に巻き込まれています。

それまで無関心だった世間様。それまで無関心だった警察。それまで無関心だった行政。
不作為を恥じることなく、いつの間にか振子を大きく引き上げています。
不作為を反省したのでしょうか。
反対側に大きく振子が振れることに不作為でいいのでしょうか。

日本は法治国家です。
村八分以上の総叩きではなく、きちんと責任の所在を明らかにして欲しいと思います。
加害者とされる少年達。
少年達を放し飼いにした親。
見てみぬふりをした先生方。
不作為の警察や行政。
それぞれ逃げることなく、振子を引き上げることを隠れ蓑にせず。
それぞれの責任をはっきりさせて、二度と再び同じような悲劇が起きないようにして欲しいと思います。

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2012-07-05 (木) | 編集 |
天文学的な国債の残高。
益々増加の一途を辿っています。

この借金は、いったい誰が返していくのでしょうか。


先日の朝、ワゴン車で3人のお子様を保育園へ送る若いご両親を見かけました。
きっとお母さんも働いているのでしょう。
ワゴン車からお父さんが2人を園内へ運び、お母さんが背負ったお子さんを保母さんに渡していました。

JRのホームで小さなお子さんを2人つれているお母さんを見かけました。
お姉ちゃんは幼稚園へ入る前くらいの小さな子です。
ベビーカーに乗っているお子さんは、1歳ちょっとでしょうか。
そのお母さんのお腹には、その妹さんか弟さんがいるようです。
少々ご機嫌斜めのベビーカーのお子さんをあやしながら、電車から降りてきました。

私が勤めていた銀行には、6人のお子さんを育てている社員がいます。
学費や食費。お金のことだけでなく大変な子育てをしていることでしょう。

子供を育てる強い力を感じます。

ところで。
総合こども園。
文部科学省と厚生労働省の高い垣根。
既得権を主張する事業者の思惑が錯綜しているようにも思います。
働いていても安心して子育てができる環境を求めているお母さんの気持ちは、反映されているのでしょうか。
子供達のことは、二の次のように見えます。

児童手当。名称の決め方で、目くじらを立てている有名議員さんの姿が目に浮かびます。
扶養控除が縮小されて、思わぬ負担増で驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
いったい誰のための改革なのでしょうか。


少子高齢化。
総人口に占める高齢者の比率が高まっています。
目の前の選挙だけを考える政治家は、高齢者の票を獲得するために、福祉という錦の御旗を掲げています。
もちろん戦後の混乱期を支えて働き、今の日本を築き上げた高齢者に感謝と敬意の心を持つことは大切です。

しかし、それで良いのでしょうか。

頑張って子育てをしているお母さんの姿を見て思いました。
私の飛躍した空想です。

保育園に送られていく3人の子供たち。
その子供たちにも投票権を与えたらどうでしょうか。
お母さんはご自身の投票権と、お子様の親権者として3人分の投票権。
合計4票を投票出来るようにしたら如何でしょう。
未来の投票権です。
国民年金の納付率が過去最低を更新しています。
若年層の意思表示かもしれません。

「もう僕達は、これ以上あなた達の借金の返済はできません。」
保育園の前の子供達やホームの子供達は言っています。
未来の投票権。
はてさて、どのような選挙結果になるか。
子供たちは国の宝です。