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水島博巳 社会保険労務士・行政書士事務所の所長ブログです。
2011-08-13 (土) | 編集 |
「うちの会社」の心地良さ

ご自身がお勤めの会社を「うちの会社」なんて呼んだことは誰でもあると思います。
オーナー経営者の方が「うちの会社」なる表現をならる時は、まさに所有者としての意味でしょう。

では従業員の方がう「うちの会社」と呼ぶ理由は何でしょうか。
所有ではなく「属している」との意味合いが本来でしょう。
でもそれだけではないように感じます。
家族主義的な意味合いがこもっている様に感じませんか。

今朝、とある団体に属していると思われる方達の会話をこぼれ聞きました。
勉強会らしき内容を話題にされていました。
お盆休みの早朝から、少々不思議な感じも受けました。
年齢層や男女比率などに一定の法則を見つけられない方々です。
例えば、「氷川きよし」のファンの集団ならば、それなりの年齢の奥様方が多いでしょう。
たぶん、その方々はご家庭であり、会社であり、学校であり、別の「属する集団」をお持ちだと思います。
その別にお持ちの「属する集団」以外に、その「属する集団」を求める理由は何でしょうか。

趣味や信仰など内面的な欲求を満たすために「同じ思い」を持つ方々と同じ「時」を過ごすことは「心地良い」ことだと思います。きっと今朝お見受けした団体の方々もご自身が属されているその集団に無い「心地良さ」を感じられているのでしょう。

「うちの会社」と呼ぶ理由に「属している」心地良さ的な意味合いが多く含まれているならば、その会社の職場環境人間関係、そのほか賃金などの処遇「心地良い」ものだと思います。そして「業績も良い」という「好循環」が維持されていることでしょう。

『ワークライフバランス』『ダイバーシティ』など職場に働き方の『多様性』が求められています。高度成長時代の「うちの会社」の心地良さと、現在の「うちの会社」の心地良さも変化しています。
変化を受け入れる集団は生き残ります。
お盆休みの早朝のプールサイドで「新事業」の構想を作り上げるような「心地良さ」に満足している優秀な従業員を「うちの会社」に属してもらいましょう。
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2011-08-11 (木) | 編集 |
今週の月曜日に年に1度の人間ドックを受診しました。

「血液検査」「尿検査」「腹部超音波検査」「消化器検査」「眼の検査」「心臓の検査」「呼吸器の検査」
いろいろな数値が出ます。
それぞれの数値に判定が付きます。A・B・・・

40歳以上の方ですと(私も勿論そうですが)「特定健康診査」を受けます。
いわゆる「メタポ検診」です。
糖尿病など生活習慣病の予防のためです。
その結果「健康の保持に努める必要のある者」と判定された場合は「特定保健指導」を受けなければなりません。
「メタポ判定」をされるだけで、何故か「だらしがない中年」のように思われそうで嫌ですね。

法人も年に1度「決算」という検査を受けます。決算結果により、金融機関から「格付」を上げ下げされて、融資条件や金利に変化が表れることがあります

人間ドックにより、場合によっては「癌」が発見され、闘病生活を余儀なくなれることもあるでしょう。
そんな重篤な症状ではなくとも、糖尿予備軍だったり・・・
原因は何でしょうか。
お酒の飲みすぎ。運動不足。疲労。
食事制限や適度な運動により体質改善が必要なこともあるでしょう。

法人も同じです。粉飾決算など論外。
バランスシートや損益計算書に表れる数値には・・・良いも悪しきも、原因があります。
仕入れ過多による在庫急増=食べすぎ=肥満です。
仕入れ過多ではないのに在庫急増=販売不振=運動不足です。
原因を知ろうとせず、改善せず放置すると最悪の事態=倒産(死)に至ります。

ですから、もっともっと原因を掘り下げて行きます。
そうすると社長さんや従業員の方の日常のお仕事などの行動に問題があることに気づきます。
従業員の方のモチベーションが低下して・・・
結果として売上不振に陥ったり・・
結果として製品の返品率が高くなったり・・・
結果として新製品の開発が出来ない。商談がまとまらない。

そこで「なぜモチベーションが下がったのか」を考えることが大切です。
モチベーション(仕事への意欲)が下がる=現象です。
その原因は「社内の人間関係」「お給料などの処遇」「労働時間」「金銭問題」などなど・・・
その原因が見えれば「解決への道程」は50%です。

肥満の原因として、毎日の食事に問題があれば、野菜中心の食事に切り替えます。
「社内の人間関係」が原因ならば、適正な人事の再配置。
「お給料などの処遇」が原因ならば人事評価制度や賃金制度の再構築。
打つ手は無限です。
大切な事は放置しないことです。

「だらしがない法人」にならないように・・・



2011-08-02 (火) | 編集 |
先日あるデイケアセンターでの出来事です。

都内のあるデイケアセンターのお伺いしたときに、たまたまメンバーが足りないとのことで、ほんの1時間程度ですが、何年ぶりでしょうかマージャンをする機会を得ました。
私以外のメンバーは70歳代以上の方々で最高齢は92歳とのことでした。
最近、健康マージャンとか老化防止にマージャンが良いと言われていますが、いやいやそんなレベルではありません。きっと高度成長時代(私が高校生・大学生の頃の憧れの大人たち)に一線級の方々でしょう。
つもるスピードや何面待ちもの手を作ったり、当然現役です。
もっと驚いたことが、その方々が梗塞を患ったことがあると、ゲーム終了後に聞かされたことです。
ぜんぜん手の震えなどありません。
高齢者だから・・・との考えはダメですね。
私は「負け逃げ」でした。

自分が老いたときに、現役であり続けたい気持ちが強くなる出来事でした。